とりのんち

中年女性がブーブー言ってます。

お手伝いに対してお小遣いをあげるべきか問題

 

お手伝いをしたらお小遣いをあげるシステムについては賛否両論あるようです。

 

ちなみにうちは昔、1ヶ月決められた仕事を忘れずにやればその月のお小遣いがもらえるシステムでした。

 

私はこれに賛成しているので、息子にもお小遣いシステムを導入して「布団たたみ1回10円」で設定していました。

小学校に入って朝が忙しくなったらパッタリ止めましたが(朝が忙しくなったし)。

 

 

お手伝いにお小遣いはダメな理由

 

じゃあお手伝いに対してお小遣い反対派の意見はどうかというと、

 

お手伝いはやって当然の事なので、それに対して報酬を払うのは良くない

 

というものです。うん、なるほど解る。

お金をもらうためにお手伝いをするのはどうなんだ、という考え方も、親としては非常に解るところです。

 

 

それでも私がお小遣い制は良いと思う理由

 

凄く腑に落ちる話を読んだんです。

それは、

 

「家事は無料ではない、という事を植えつけるためにお小遣いを渡す」

 

という考え方です。

 

私は専業主婦の仕事を年収に変えると云々いう話は嫌いです。

同じ仕事内容でも出来上がりのクォリティが商売とは違うから、胸を張って「この家事は時給いくらですよ!」と言えないので。

(そして家事がプロ並みのスキルの人はそれでお金稼げてるんですよね、机上の空論でなく現実的に。ブログとか書籍とか紹介ビジネスに繋がったりとかとかとか)

 

でもですよ。

レベルの高くない私の家事は無料奉仕なのかと言われたら、そういうわけではないんです。

というか正確には、

息子と娘に、これから大人になって社会に出る子供達にそういう風に思わせたらいけないと思うんです。

 

家事は大変だし面倒くさいし毎日続くものです。

でも、自分のため家族のために頑張るものだし、家事ができると節約や健康に直結するんですよ。

できたほうが良いし、人にやってもらうという事は生活の土台を支えてもらうという事です。

それは、お金を稼ぐ事と変わらぬ「価値がある事」なんですよね。

 

 

息子と娘に伝わってほしい事

 

家事の価値を理解したら、将来パートナーに感謝できるだろうし、自分がこなすことに対して胸を張れると思います。

 

今はまだ共働きであっても女性に負担が、なんてニュースになるくらいですけど、うちの子供達が社会に出る頃には変わっているはずです。

若い人は柔軟で賢いから、古い世代を軽々と超えていくはず。

そのためにも今の現役夫婦も頑張らなきゃなんですけども。

 

結婚したら2人共お互いのパートナーと協力して家庭を運営してほしいし、独身ならさらに心身に気を付けないと生きていけないので、頑張って家事をしてほしい。

 

食事も掃除も心身の健康状態に直結するので、大事にしてほしい。

 

だからうちは、家事は無料ではない、確実に意義のあることなのだ、という説明をちゃんとした上で、お小遣い制にします。

 

「じゃあこれやるからお金ちょうだーい」

っていうのが始まるかもしれませんが、アメリカの子供が道端でレモネード売るようなもので、

自分で考えた仕事とお金を結び付ける

っていうのは悪い事じゃないと思うから、その場その場で渡すかどうかを話し合いながら決めて行くスタイルにすれば良いかなと思います。

 

お小遣いもらえないなら手伝わない

と言い出す可能性もありますが、「自分自身がやらなければならない事」と「他の人のためにやるお手伝い」の違いを、やはりそのたびに話し合って納得し合う事で乗り越えられるかなと。

 

面倒くさいけど、教育するってそういう事だと思うので、頑張ります。

 

 

 

 

じゃあ毎日頑張る私はなんかもらえるかなーと自問したんですけど、とりあえず、夫に子供達を見てもらう事に対して気を遣うのをやめます。

専業主婦だから、夫は仕事をしているから、と、どうしても自分を下に下に見ちゃうんですが、息子がそれを当然と思って育ったらえらい事だし、娘にそれを当然と思わせるのは私の罪だし、あかん。それはあかんやつ。

 

それくらいの対価をもらうくらいは家事育児やってるはずだ

 

という信念を持って、子供達を夫に押し付ける時間を増やす所存です。