ウルトラマンオーブと愛の話
ウルトラマンオーブの裏設定の話題を目にして、胸が苦しくなったいい歳こいた大人です。
書き始めると朝が来るのであれですが、オーブ、大好きなんです。
最終回なんか泣きながら観てました。
走りながらの変身、シリーズの中でも最高級に良かったと思う。
そしてガイさんが言う「最後に残るのは愛だ」という言葉。
当時は正直、そうね〜愛よね〜、くらいの感覚で聞いてました。
愛、大事ですやん。
そらそうですやん。
ウルトラマンやし、ヒーローやし、愛は地球を救うし。
でも、今回裏設定を聞いてからあの場面、あの言葉を思い返すと、
愛
というものの重みと深さの桁が違ってしまいました。
そして、
ああ、ガイさんはウルトラマンになるべき人だわ
と、深く納得。
愛は赦すこと
愛は認めること
愛は強いもの
愛は揺るがずそこにあるもの
ジャグラーがガイさんから離れられない理由は、そこに救われているからなんですかね。
影を抱きながらも光り輝くその存在が、羨望や嫉妬の対象であると同時に自分を赦すものだから。
ガイさんが死んだらジャグラーも死ぬと思ってる。
トムとジェリーも、片方が死んだらすぐもう片方も死んじゃうと思っていて、(物理的にではないにしても、存在としてはそうなる)それと同じ感覚。
ガイさんがジャグラーを思い切りぶん殴って抱きしめたあの時。
ジャグラーを赦す儀式だったあのパンチ。
観るたび泣けるけど、オリジンサーガの前と後ではまた違う感覚で泣けたんですけど、これからはもうジャグラー初登場からすでに泣けるんじゃないかな自分、って思う。
通しで全話観ての最終回なんかやっちゃったら、次の日顔が腫れて外出らんないくらい泣くんじゃないかな。
育児ノイローゼ気味だった時期にウルトラマンにハマって、そこから沼に落ちたのがオーブだったので、ちょっと特別なんですよねぇ。
私もガイさんの愛に救われた1人なんだな。
タイガも面白いし、こりゃあ特撮を息子が卒業しても母だけ残るやつですわ。
しかし、好き過ぎて言葉が出てこない。
尊い、好き
しか出てこない。
最終的に、手を合わせて拝むしかない。
ああ、オタクですわぁ。